易占に必要な両極のもの

四柱推命は東洋占術における命術、つまり生年月日と時間から導き出すその人の運気の流れや生まれ持った個性などを様々な観点から深く知るためのものです。
そして東洋占術の卜術である易は、西洋占術のタロットのように今現在の状況やこれから事がどういう方向へ向かうかなどを知るためのものになります。
私は主に「周易」を学んでいるのですが、こんなにも右脳と左脳を両方使うものだとは最初は思いもしていませんでした。
「地天泰」など出た大成卦の意味をただただ当てはめて問いの答えを出すようなインスタントな易ではなく、師匠から教わった周易は自分の持てる想像力をフルに使い、そして尚且つそれを理論的に整理していくような脳のありったけの容量を使うものでなんとも圧倒されるばかりで・笑
でもそれがとても魅力的で、陰陽五行の思想や物事の移り変わりの兆しを読むということの本当の意味といいますか、見えないけれど確実に存在する「流れ」のようなものを感じられるような気がしたんですよね。
今もまだまだその深みと高み?には到底及ばず、ただただ易や東洋の思想そのものの凄さに圧倒されるばかりです本当に。何かを掴むには、もしかすると一生かけても足りないくらいの時間が必要かもしれません。でもそんなところに興味が湧きワクワクしてしまう。
サイコロを使って出た卦と手元にある情報からひとつの答えを導き出す過程は、まるで推理小説に出てくる探偵が証拠や事実を集めて、そこから想像力を駆使してそれを実証していく過程と似ているかもしれませんね(ほんまか?笑)
易を本当の意味で習得するには、自分自身の幅を広げていくしかないと本当に日々実感させられます。
そして、自分の幅を広げてくれるものというのは、易や四柱推命の知識だけではなく色んなジャンルの娯楽であったりすることもあるんですよね。最近はマンガにはまっていますが、それが想像力を鍛えてくれているなーと感じることも多々あったり。
右と左脳をフルに使って、易だけでなく何事も関わっていくことで何か先が見えてくる気がする今日この頃です。