身強・身弱に生まれたその意味②

前回の続きで、次は身弱について。

《身弱》

日干のエネルギーが弱く、身弱の人は人と共に協力し合って社会を作り上げていくことができるタイプの人が多いです。

命式によっては、あまりに弱く自分を守るために表面的には攻撃的になってしまうような人もいますが、基本的には人と協調しながら和を大切に生きていくのが本来の道です。

命式に財や食傷が多い身弱の人は社交的で交遊関係が広いタイプが多いですね。自分のことよりも自分以外に意識が向きやすいため、よく気が回り周囲のことをよく観察しています。

一方で、人目が気になるので見栄っ張りになったり八方美人になってしまうこともあります。自分の気持ちを後回しにしてしまい、知らず知らずのうちにストレスを溜め込んだり疲れたりすることも。

身強のように一度にあれもこれも手をつけるエネルギーはないので、物事に取り組むときは順序や段取りが大切かもしれません。

現代の日本社会は、集団行動や規律をきっちり守り人と協調することを強く求められる側面があるので、組織や集団に属するのであれば身弱の人は身強の人よりも生きやすいとはいえるかもしれません。

身強身弱について少し書いてきましたが、これはあくまでも四柱推命で鑑定する上でのひとつの情報にすぎません。

身強だから、身弱だからどうということはまったくなく、良い悪いもない。ただ、その人の在り方だということ。

大運によっても、身強になったり身弱になったり変化しますし、その時期ごとに用神も変わります。ある時期だけすごく身弱になったり身強になることもあります。

すべては常に変化し続けている

ということは大前提です。

この前提なしに、身強身弱を語ることも四柱推命を語ることもできません。

ただ、人生に行き詰まった時に今どう動けばこの状況を打開できるか?というヒントにはなるかもしれません。

身の強弱だけでなく、命式の五行の在り方や通変ででるパーソナリティー、大運や環境的要因など本当にその人の人生をみようとするとたくさんの情報が必要です。俯瞰したり至近距離で見つめたりしながら、想像力豊かにその人の人生を感じながら。

まだまだ道のりはあまりにも遠いけれど、果てしなく奥深いこの四柱推命の世界からはこれからも抜け出せそうにはありません😁

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