抗い難いものと人生の課題について
四柱推命の命式にあらわれるのは、外から来る刺激に対してその人がどう反応するかということ。
外から来る刺激というのは、大運(10年ごとに切り替わる人生における運気の大きな波)や流年(毎年の運気)であったり、その中での人や社会との関わりの中で起こる関係性や出来事など自分を取り巻く環境からの刺激ということです。
生まれ持った命式だけで人生の吉凶が決まるというのではなく、基本的には大運によって人生の季節は変わっていき、そして流年や流月などによっても刻々と変化していくものです。
とはいえ、やはり生まれた時に決定した基本命(命式)の在り方は死ぬまでずっと持ち越していくもので、その在り方が自然であるということなので、普通に生きていればほとんどの人が命式通りといいますか、それに沿うようなかたちで生きていく傾向にはあります。
例えば、命式からみたその人の「配偶者の在り方」がその人自身の「家系」に合わないというような暗示がある場合、その人はなぜか自分の家系とはそぐわないような相手を結婚相手に選びがちである、というようなことです。
これって何なんだろう?
じゃあどうしてその人は、そのような命式なんだろうか?
それは、その人が今回の人生で自分の成長のために乗り越えるべく選んできた課題なのかもれません。
その難易度は人それぞれかもしれませんが、どんな命式にも敢えて自分で選んできた課題というものが示されているような気がします。
上記の人の場合は、今回の人生では妻との関係性において学びの多い人生ということになります。
向き合うか、放棄するか、それは人によって様々ですが、どんな選択をしてもそこから何かしら学びながら生きていくのかもしれません。
命式の中にその人の最大の課題が示されているということは、最近鑑定させていただく中でもとても実感することだったので、今回のテーマにしてみました。