「相性」の不思議~占いを超えた繋がり~
四柱推命での日々の鑑定では、相性鑑定をすることがあります。
恋愛でも仕事の人間関係でも家族でもやはり相性というのはありますし、
それを知ることで関係の改善やさらなる関係の発展の手助けになることはあると思います。
けれども実際のところ、
命式や運気からみる相性は本当の意味での「相性」のほんの一部なんだなと実感することが多いです。
ご縁が深く出会った瞬間惹かれ合うような人同士が結婚しても、いとも簡単に離婚に至ることもあります。
逆にこの二人には重なるところがあまりなく、なぜ惹かれ合ったのか分からないような人同士が何十年も一緒にいることもあります。
じゃあ相性占いってなんやねんっ!?
ということになってきますよね・笑
そうなってくるんですが、
これが人間の運命の不思議というか人生の面白さに繋がってきます。
実は相性というのは、
「自ら創っていく」
という部分が大きいといえます。
相性占いに矛盾が出てきたり鑑定結果と現実が大きく違うことがあるのはこのためです。
人と人が出会い、色んな出来事が起こりながら年月を経ていく。
その中で出会った頃とは違った関係性に変化していくこともあれば、何も変わらないことで続いたり関係が途切れたりもする。
人と人は出会い、自らの意志で関係性を紡いでいくという部分が大きいのでしょうね。
私の数少ない心許せる友人についていえば、
四柱推命の命式で見れば一見どこにどういう繋がりや重なる部分があるのだろう?というような関係性です。
10年以上のお付き合いになりお互いに家庭もあるので今は年に1回会えたら良い方ですが、
会うとまるでその会っていない年月を感じることなく何時間でも話し続けられます。
そして会えて良かった、元気が出たと思えます。
言葉には出さないけれど、お互いに大切な存在だと思い合えているからだと私は勝手に思っています。
占い師として活動している私が言うのもおかしな感じがしますが、
人との関係性は、四柱推命などの占いからみる相性では測れない部分があまりに大きい気がするのです。
色々と情報として参考になることはあるけれども、
相性鑑定の結果よりもその人自身を感じ取りながらお互いの間に生まれる化学反応のようなものを楽しむことで、占いを超えた良い関係性を創っていくことができるのではないかなと思います。
相性占いはあてにならない、と言いたいのではありません。
人の思いや繋がりは相性占いを超えることができる
そんな気がするというお話でした^^