良い時期なのに、良くないことが起こる理由
基本的に一面的に「良い」「悪い」ということは四柱推命ではあまりいえないこともありますが、バランスが取れているはずの時期に色んなことが身のまわりに起こるということがあります。
人生には大きい波も小さい波もあるので何もない時期なんていうのは実際にはないわけですが、調子が良いと思われる大運にいる時に起こる良くないことというのは実は身から出た錆であることも多いようです。
そしてそれは、その人にとって大きい出来事であるほど実は重要な意味を持つことであるようですね。
自分を見つめなおすための出来事
例えば、仕事の調子が良くてものすごく頑張っていてこれからどんどん昇進していきたい、というとき。しかし、仕事に没頭するということは一方で家族の事をおろそかにしてしまうということにもなりかねません。
そして、ひとつのことに没頭すると自分の健康管理がちゃんとできていなかったりすることもあるかもしれません。
その時に例えば、自分の家族や自分の健康に何か起こった場合、それはそのことについてちゃんと向き合っていきましょうというサインであることが多いということです。
「ちょっと突っ走りすぎてない?」
「何か大切なこと、忘れてない?」
という警告のような意味を持つことがあるようですね。
新しい自分になるための準備
これはいわゆる自分が「進化」するための儀式のようなものかもしれません。
一見良くないことに見える出来事でも、この場合は後になって「あれは自分にとって必要な出来事だった」と感じることも多いです。新しい自分になるためには今やり残していることを一気に片付けなければならないので、なんだか短期間にドドッと色んなことが押し寄せるように起こることがあるのかも。
私自身はまさにこの経験があるので、その色んなことがあった1年間でそれまで生きてきて捨てていかなければならないものを一気にたくさん捨てられたような気分にはなりましたね^^;
すぐに軌道修正しなければいけないという警告
これは、その人が明らかに間違った道に行こうとしているときに大きな出来事が起こるケースがあります。
人間は、厳しい環境や人生に逆風が吹いている時よりも実は調子良い順風満帆の時のほうが道を踏み外しやすいのだと思います。慢心というのはどんな人にもあるものだし、人生のどこかで大きな軌道修正を迫られることというのは1度くらいは誰にでもあるかもしれません。
起業して大成功をおさめている方がよく話されることとして、大きな事業を継続していくためには順調な時こそゆっくり慎重に歩みを進めていくということがあります。これは、長く第一線で色んな分野で活躍している方の多くがよくいわれることです。
これらは「良くないこと」に見えるけれど、結果的にこのことが起こってくれたことで自分自身が成長することになったり、大事に至るのを防いでくれていることが本当に多いような気がします。
全部がそうであるとは言えないかもしれませんが、やっぱり人生の中で起こる様々なことについて「良い」「悪い」では決められないようなことというのも多いですね。