命式の裏側に隠れているものの影響〜四柱推命の奥深さを知る〜
5月は1回しかブログを更新できずでした^^;
自分の心も現実の環境も、先月はドラスティックな変化が多かったですね。
長男、5月より元気に幼稚園に通っております・笑
四柱推命の命式にははっきりとあらわれてはいないけれど、その背景に隠れているその人の性質のようなものは鑑定時にしっかりと見ないといけないなと最近特に思います。
特に同じ五行が極端に多い人や、あるひとつの通変が命式に多いなどいわゆる「偏った命」であるとか、命式の干支の並びが特徴的である人なんかは一見命式にはないような個性が現実生活でも頻繁に顔を出すような気がしました。
実例自体はまだ多くなく、これまで私が習ってきたことと鑑定させていただいているご相談者様の命などから、そして自分自身の命式からそう感じます。
私自身のことでいえば、私は命式に戊土がとても多い命式なんですが、戊土の特徴とともにその正反対の五行である癸水の特徴がものすごく強い気がするんですね。癸である傷官の性質も昔から自分の中に色濃くあるなとは感じていました。でも、実際の命式に癸水は目立ってはいません。
これはなんだろうと、ずっと思っていました。
先生に命式の「背後に存在するもの」があると初めて聞いたときは結構衝撃的で、それがその人の人生にも深く関わっていると知ったときは謎が長年の謎が解けたような気持ちになりました。
そして、最近はそれを体感しているのでしょうね〜
戊土だったら癸水、のように正反対の干合相手が出てくることと、もうひとつは例えば乙木が沢山命式にあると甲木的な性質も同時に併せ持つというような陰陽反対のものが出てくることもあるようですね。
その反対もしかり、甲木過多だと乙木っぽい性格も併せ持っていたり。
風景としてみると分かりやすいですね。大木であっても沢山生えているところを上から見たりすると、パッと見草木がたくさん生えている平原のように見えたり。もちろん、いくら乙木に見えたとしても本来の性質は甲木というのは基本的にあると思います。
命式をただの干支の並びというように二次元で捉えていては、本当に見たいものが見えない。
起こる出来事にしても、それを幸せかどうかを決めるのはその命式の本人次第。
だから、占い師が「幸せになりますよ」「不幸になりますよ」と軽々しく鑑定で言えることってほとんどないはずなんですよね。でもご相談を受けていると「このままでは一家離散する」「娘さんが不幸になる」といったようなことを簡単に言い放つ占い師の方が多くて驚くばかりです。「こんなことを言われたけどどうしよう」というご相談、けっこう多いです。
まだポジティブな決めつけなら良い時もあるでしょう。
でも、身もフタもないネガティブで救いのない決めつけをする占い師はけっこういて、じゃあご相談者様は何のために相談にきてん!(◎_◎;)(関西弁でた)と思うし、占うことによって不安を煽るだけならそんな無意味な占いってないよねと。
ちょっと話の方向がずれましたが、きっと人間というのは常に変化しているもので、ある性質の裏側には正反対のような性質も存在しているはずです。
命式の見方はどんな時でも一定であってはいけないような気がします。
それが四柱推命、東洋思想の面白さであり難解さでもあるのかもしれません。