「家系」と「自分」の間に葛藤があること

生まれ育った家系の様子と、自分の性格や本質的に求めているものが全く別の方向性であることがあります。

親やその親やもっと前から継承してきた家系の雰囲気というか、特色のようなものってありますよね。

生まれた時からその流れに誰しも組み込まれてきているので、子供の頃はその家風を普通として教えこまれたり自然に影響を受けていくわけですが、成長とともにその家系の色が自分にまったく合わないと気付き出す人もいます。

それに気付いて家を出て自分の道を行く人、気付いたけど仲良く一緒に暮らしていく人、反発しながらも家系との繋がりを重視する人、など人によって選ぶ道はそれぞれですが、それは家系の色と自分自身がマッチしている人に比べるとやっぱり人生のどこかでそれと向き合わなければいけない分しんどい面はあると思います。

その傾向は四柱推命の命式にも出てきますし、気学や実際の現象からみても分かることもありそうだと最近気付きました。

手相、気学、四柱推命などほとんどすべての占術が示す最終的なところは同じであり、すべてがやっぱり繋がっている。

自分自身の人生における課題や本当に求めている方向性は、色んな視点から一人の人間を見てみることによってはっきりと分かるものなんだなと実感しはじめています。

家族や家系というのは繋がりが元々強いだけに、一度何かが食い違うと本当に大変です。

他人のように「明日から会わなければいい」というわけにはいかないし、色んな感情にがんじがらめになったり嫌いだけど好きというような矛盾した感情があったり・・・何かと長年葛藤することもあったりします。

私自身、家族は好きだけれど家系の色というか継承されてきた家風のようなものが大嫌いで、特に父親や祖父がしっかりと先祖から受け継いでいるであろう特徴が肌に合わず、若い頃から反発心を持っていました。

でも、それがむしろ自然なことなんですよね。

色んな現象や命式を見るとそうなっているんだから。

それとどう折り合いをつけて、いかにそんな自分を生かして生きていくかという話なんだろうなと。

なぜ苦しかったかを明らかにして、それを理解するとその問題そのものの見え方がまったく違ってくる。

「分からない」ことを「分かった」に変えることができた時、また次なるステージやスタート地点に立てるのかもしれません。

学びおいては実はまだまだ曖昧で分からない世界に迷い込んでいる真っ最中ですが、分からないからこそ面白くて、分からないからこそ分かりたいという思いで突き進める気がしています。