「葛藤」と「矛盾」だらけの愛しい存在
言ってることや考え方が一貫していない人は信用されない。
この社会はそういう傾向がたしかにあるかもしれない。
でも、易の思想にもあるように
「この世で唯一変わらないものは、変わらないものはないということ」
なのだろうなあと。
この宇宙のシステムに組み込まれている限り、ずっと変わり続ける。
見た目も心も何もかも変化しながら、常に色んな葛藤と矛盾を抱えながら今日も生きている。
好きだけど嫌い。
辞めたいけど辞めたくない。
愛しているのに憎い。
背中合わせのような感情をいっぱい抱えて、今日もすべきことをする。
明日はまた全然違ったことを考えていたりする。
ひとつのことが気になって眠れない夜もある。
こんな変なの自分だけかなとか思って、ちょっと落ち込んだりする。
けれども実はみんなけっこう同じようなことを考えてたりする。
言わないだけなのかもしれない、大人だから。
でもそんな葛藤や矛盾が芸術を生み出すし、色んなものを発展させていくのかもしれない。
自分の中に色んな自分があるのはごく普通のことで、それでも今日を生きている人たちが愛しくもなる。
それでいい、
みんなそんな感じやもんね。